伝統の洗い出し テクニカメント洗い出し工法

テクニカメント施工展開図
1.下塗材塗布
1-1.下地 清掃・水湿し

1-1.下地 清掃・水湿し

  • 下地のホコリ・ドロ・レイタンスなどは、水洗いまたは高圧洗浄機などで入念に除去してください。
1-2.下塗材 塗布

1-2.下塗材 塗布

  • モルタル・コンクリート下地に適度な水湿しをしてから『テクニカメント下塗材』を約1㎜の厚さでコテ塗りします。

下塗材塗布後おっかけで上塗材をコテ塗りしてください。


2上塗材コテ塗り
2-1.上塗材コテ塗り・定規均し

2-1.上塗材 コテ塗り・定規均し

  • 規定厚に定規で均しながら打設します。

木ゴテで規定厚にくばり塗ってから、金ゴテで平らに均します。

2-2.上塗材塗布面に水打ち

2-2.上塗材 塗布面に水打ち

  • 上塗材をコテぬりしたら、ただちに表面にたっぷりと水を打ちます。(水打ちはシーラー刷毛が便利です。)
  • 
2-3.コテで均す

2-3.コテで均す 

  • 表面に水打ちをし、コテで均してアマを浮かせます。
  • 表面のアマが水を含み十分やわらかくなるまで、種石の頭が平坦に並ぶまで、コテで均します。

ポイント!! 水打ちとコテ均しをおっかけで2,3回繰り返します。


 ↓ 適度にしまるまで待つ

日向:30分~60分以内 ! !

日陰:60分~90分以内 ! !

ポイント!! しまりすぎに注意


3-1.水打ち

3-1.水打ち

  • 上塗材の表面に水が浮くほど十分に水を打ちます。
  • 
3-2コテで均してアマをやわらかくする

3-2.コテで均してアマをやわらかくする

  • 左右に何度もコテで均し、表面のアマをやわらかくします。種石の頭がわかるくらい丁寧にコテで均しアマをやわらかく戻します

ポイント!! 端部や入隅も丁寧に戻します。

3-3.余分なアマをローラーでしごき取る

3-3.余分なアマをローラーでしごき取る

  • 水を含んで軟らかくなったアマをローラーを転がしてしごき取ります。
  • 余分なアマはチリトリで取り除きます。
3-4.平滑にコテで均す

3-4.平滑にコテで均す

  • 石の頭がそろうようにコテで平滑に均します。

4.遅延剤散布
4-1.おっかけでアピアスプレーを散布

4-1.おっかけでアピアスプレー散布

  • 電動式噴霧器等で硬化遅延剤『アピアスプレー』を散布します。
  • 均一に、しっとりと濡れるように散布します。(200cc /㎡

 


当日洗い帯

洗い出しまでの時間の目安

屋外晴れ:表面が乾いてがっちり固まるまで待つ

(3時間以上10時間以内)

屋内・日陰:指で押えても種石が動かなくなるまで待つ

(4時間以上10時間以内)

直射日光下真っ白になっても大丈夫

※シート養生なしの場合、散布してから10時間以内に洗い出してください。

翌日洗い帯

屋外で乾燥が早い場合

屋外で乾燥が早い場合

『アピアスプレー』を散布後、上塗材塗布面が乾き色になり、歩いてもへこまないくらい硬化したら、散水し、シート養生します。表面が湿る程度に散水することでシートがピタッと貼りつきます。

屋内や冬季など乾燥が遅い場合

『アピアスプレー』を散布した後、塗布面は湿っているがスポンジスリッパで歩いてへこまないくらい硬化してから、シート養生します。湿り気がある場合は、散水せずにシートを貼り付けます。


5.洗い出し
5-1.洗い出し

5-1.洗い出し

  • 表面のアマを洗い流します。上塗材の硬化状態により、シーラーバケ・スポンジ、デッキブラシ・タワシ等を使い分けてください。
高圧洗浄機で洗い出し

洗い出しには家庭用高圧洗浄機(吐出圧力6.5Mpa程度)も便利です。

→ 右写真参照